銀嶺オブジェ / Silver Ridge Object #01
開港以来の史実を踏まえ、横浜の夜は意外に黒く、そしてその闇はとても深い。
横浜の街中のそこそこに刻まれた遠い記憶からのインスピレーション…
銀と木と金属からなるこの不思議な佇まいは、そんな横浜の夜の瞬きが宿っています。
木は無形の曲線と有機的な朽ち果て方の刹那を湛え、命を持たない金属はただひたすらに無機質な直線と間隔のみを示します。共存などを果たした事の無いこの2つの要素が銀嶺を介しそして混在した時、何かのシンボルであるかの様なシルエットが導き出されました。銀色に輝く不思議な形状のオブジェは静寂に包まれただそこに佇みます。